第8回佐世保島原ウルトラウォークラリーの完歩報告 ② 大村CP~ゴール
意を決して後半に歩を進めます
私設エイド(56.1㎞)
鈴田峠を登り終えた辺りで、柴崎俊博さんにお会いします。柴崎さんも疲れておられるようでしたが、しばらく併歩します。柴崎さんがコンビニに立ち寄られましたので、その後は一人で諫早SPを目指します。
お疲れモードの柴崎俊博さん
23時06分、諫早SP(62.3㎞)に到着。眠気と吐き気はピークに達してきます。食欲がありませんので、オレンジと水を頂きます。そして出発した直後、ついに吐いてしまいます。100キロウォーク27回目ですが、途中で吐いたのは初めての経験です。その後5回ほど吐いてしまいます。もちろん胃の中には食べ物がありませんので胃液です。
諫早SP(62.3㎞)
食べ物があるのですが、身体が受け付けません
これだけ苦しい歩きが続いていますが、リタイアの選択は考えられません。とりあえず足を前に進めれば必ずゴールできると信じて歩き続けます。0時58分、森山CP(73.0㎞)に到着します(区間時速5.28km)。ここで山口昌則さんにお会いします。山口さんも暑さにやられ、足が攣り大村CPで大休憩を余儀なくされたようです。
森山CP(73.0㎞)
ゴールまであと33.7km
食欲がありません
山口昌則さんも苦しんでおられます
ここからゴールまでは、33.7kmです。とりあえず9.5km先の古部SP(82.5km)を目指します。睡魔と吐き気が収まりません。フラフラした歩きが続きます。3時05分に古部SPに到着です(森山CPからの時速4.49km)。ここのトイレで頭から水をかぶります。
古部SP(82.5km)
ゴールまであと22.5km
頭から水をかぶって13.2km先の湯江CP(95.07km)を目指します。睡魔と吐き気が収まりません。仕方なく途中のコインランドリーの中でしばらく仮眠をとります。国見のサッカーボール型の街灯が永遠と続いて心が折れてきます。これまでは夜明け前にゴールしていましたが、初めて有明海の日の出を見ることができます。6時04分、湯江CP(95.7㎞)に到着です(区間時速4.45㎞)。
国見のサッカーボール型の街灯
5時10分頃の有明海
初めて見る有明海の朝日
外人さんもバテバテで道端にへたり込んでいました
湯江CP(95.7㎞)
後9.3kmです。最後の力を振り絞ってゴールを目指します。眠気は夜明けとともに収まってきましたが、脚力は回復しません。この区間でも何人かのウォーカーに抜かれます。ここでもいつも見ることのできない雲仙普賢岳を見ることができます。
雲仙普賢岳
残り3km地点の私設エイド
やっと島原城のゴールが見えてきます
ついに7時55分55秒にゴールします(区間時速5.03km)。所要時間は、19時間55分55秒(時速5.27km)、順位は135位になります。ゴール後は、山口昌則さんとタクシーで「ゆとろぎの湯」に向かい汗を流します。汗を流したらゴール地点に戻り祝宴を上げます。10時から男女5位までの表彰式です。100キロ友が入賞されていましたので写真を撮ります。
19時間55分55秒、135位でゴール
山口昌則さんは、19時間56分37秒、136位でゴール
原幸美さんのご主人も139位でゴール
温泉の後のお楽しみ
男性1位の榮宇宙光さん(右)
至福の時
男性6位の千代田泰さんも加わります
川島弘さん
10時、表彰式が始まります
男性1位の榮宇宙光さん
男性3位の野村尚史さん
女性5位の原幸美さん
山崎幸子さん
表彰式を見届け、島原駅に向かいます。まだ沢山のウォーカーがゴールを目指して頑張っています。
被り物ウォーカー
島原を11時08分発で諫早12時18分着の島場鉄道に乗ります。諫早を12時38分発、新鳥栖13時47分着のかもめ号、新鳥栖14時09分発、鹿児島中央15時21分着の新幹線で鹿児島に帰ります。新幹線の中では祝宴の続きを楽しみます。
島原鉄道
祝宴の続きを楽しみます
これまでの100キロウォークで苦しくないことはありませんでしたが、今回は最上級の苦しさでした。暑さが厳しかったことが原因だと思いますが、全てのウォーカーが同じ条件なのですから言い訳にもなりません。糸島、佐世保と暑さに弱いことがはっきりしました。暑さ対策について100キロ友から貴重なアドバイスも頂きました。それらを参考に、秋の行橋別府に向けて、身体をもう一度鍛え直します。このままで終わるわけにはいきません。
最後になりましたが、実行委員会、ボランティアの皆様の心温まる「おもてなし」に感謝申し上げます。そして沿線で声援を送って頂いた皆様にも力をもらいました。来年も9個目の完歩の星を目指して参加することを楽しみにしています。
追伸 写真掲載は了解を得ているつもりですが、削除希望の方はコメントに投稿してください。直ぐに対処します。
by atenas2848 | 2019-05-07 08:38 | 佐世保→島原105キロ | Comments(4)
今回佐世保島原のブログ全文を見て、中村さんが相当辛い状態でゴールされたのが分かりました
私はまだ初心者なので、何も分からず、ただがむしゃらに勢いだけで歩き切った感じです。
参加3回目にして初めてこんなにもアップダウンがあり、辛い道のりだったかなぁ
と、感じております。歩き終わってからの体へのダメージが強く
大会後は数日安静にしています笑
次は行橋でお会い出来るのを楽しみに、練習に励みます
沢山の写真ありがとうございます
まだまだ気持ちの余裕が無く、写真を撮ることすら出来ません
最近は、前大会より記録更新したいという思いから
ちょっと苦しくなってきちゃいました💦
もっと楽しんで歩けるよう気持ちを切り替えていかないと…
日々の練習の賜物だろうと思います。練習はウソをつかないという事でしょう。
私は、年齢的にも大幅な記録更新は望めませんので、自分の立てた目標タイムを目指して歩き続けていきます。もちろん、写真もいっぱい撮りながら。
今度は行橋でお会いしましょう。
完歩おめでとうございます。苦しいゴールお疲れ様でした。
私は諫早を過ぎた頃から吐き気と嘔吐との戦いで、苦しくて
どうしようもありませんでした。何とか森山に到着して少し
休んで出発しましたが、阿母崎のバス停のベンチで座り休憩
しましたが、体中震えが来るくらいの寒気で上着を出して着ましたが治まらず、リタイアの選択をしました。
残り27kmでしたが頑張れませんでした。
その後もダメージが続き、胃の調子が復活する迄に3日もかかりました。春の大会は弱いなと痛感しました。
来年まで仕事中心となりそうで、2日続けての休暇が取り辛い環境にあるので、今後の大会参加をどうするか検討中ですが、どこかの大会でリベンジしたいと思います。
山口さんがリタイアされたことは記録のネットで拝見していましたので、心配していました。元気になられて良かったです。
また、どこかの100キロでお会いできることを楽しみにしています。