第15回行橋別府100キロウォーク
第15回行橋別府100キロウォークの当日を迎えました。前夜は、100キロウォーカーの前田さんが経営されている「函館あかちょうちん」で美味しい焼き鳥、魚を堪能してぐっすりと眠ることができました。朝は、いつもの通り4時15分に起床、朝食迄の間、正八幡宮や今川河川敷を1時間程ウォーキングをします。朝食を済ますと、体を清め、準備を始めます。100キロウォークを高速で完歩するためには、足に肉刺(マメ)を作らないことか最低条件です。そのために、クッションが優れた靴&5本指ソックスはもちろんですが、足の手入れを怠らないことです。予め肉刺のできやすい所にテープを入念に貼ります。お陰でゴール迄肉刺が出来ることはありませんでした。そして、ストレッチも丹念にします。
準備が完了したので、9時30分にホテルをチェックアウトします。近くのコンビニに立ち寄り、昼のおにぎりとお茶を買います。正八幡宮には、続々と4000人を超える100キロウォーカーが集まります。スタート地点で、写真を撮り、今年は16時間以内が目標の所に並びます。11時頃、コンビニで買ったおにぎりで早めのお昼にします。
11時30分過ぎから開会式です。参加者の最高齢の93歳のお婆ちゃんの選手宣誓に会場からどよめきがおこります。
正八幡宮のスタート地点
歓迎の幟
開会式が行われるステージ上の幟
16時間以内が目標の所に並びます
正八幡宮を埋め尽くす100キロウォーカー
完歩のお祓い
12時にスタートです。いつもの通りウェーブスタート(1分開門、2分閉門)になります。16時間以内の所に並んでいたので、1回目の開門でスタート(12時53秒)できました。正八幡宮を出ると、今川河川敷を歩きます。ここでは昨年同様に、行橋観光協会や京都ホテルの応援があります。沈下橋を渡った所で「プロペラ君」のハイタッチが待っています。浜の宮大橋の給水所(20.0キロ地点)迄は、ほとんど信号がない所を歩きます。さすがに16時間以内を目標にするウォーカーですので、時速7km以上の速さの歩きです。
自分より少し早目のウォーカーを見つけて、後をついていきます。途中、ブログ友のnaomoe3さん、前田さんともお会いすることができました。それから、昨年私より40分以上早くゴールした、100キロウォークのアイドル紗紀ちゃんの姿も見ることもできました。高速ウォーカーに引っ張られ、中津駅の第1チェックポイント(36.0キロ)には、5時13分(区間時速6.92㎞/h)に到着です。
スタートします
スタート直後
行橋市観光協会の応援
京都ホテルの応援
今川河川敷
川の上を歩いているように見えます
実は、沈下橋を渡っています
1人1人とハイタッチするプロペラ君
100キロウォークブログ村のブログ友naomoe3さんに出会います
100キロウォークのアイドル、小学校5年生の紗紀ちゃん
浜の宮大橋の給水所(20キロ地点)
行橋市「函館赤ちょうちんの前田さん」15時間11分でゴールされます
前田さんに撮ってもらいました
naomoe3さんと並歩します
山国大橋を渡ると大分県に入ります
第1チェックポイント「中津駅」(36.0キロ地点)
中津駅では、水の補給だけ済ますと宇佐を目指します。6時を過ぎると暗くなってきますので、バックに付けたチカチカと、腰に装着したランブを点灯します。41.5キロの土屋農園では、美味しい冷えた梨を頂き、生き返ります。
9時9分に第2チェックポイントの宇佐(61.5キロ)に到着です。(区間時速6.49㎞/h)昨年は、ここでうどんを食べたりして長めの休憩を取った所でしたが、今年は、給水だけで出発します。
土屋農園の梨娘(41.5キロ地点)
第2チェックポイント「宇佐」(61.5キロ地点)
ここからは、立石峠、七曲り峠、赤松峠と難所が続きます。特に、七曲りは、急こう配の山道です。700メートル登り、2.1キロメートル下ります。ここで頼りになるのは杖です。登り口で借り、下り終わった所で返却します。この杖には、“忍”と書かれています。この辺りから歩くスピードが落ちてきているのが判ります。何人かの元気なウォーカーに抜かれたり、元気のなくなった人を抜いたりします。ハーモニーランドの横の赤松峠を過ぎると、第3チェックポイントの日出(86.7キロ)に1時19分に到着です。(区間時速6.05㎞/h)ここで、16時間切りは、確信しましたが、更に時間を縮めたいと希望が湧いてきます。日出でも給水を済ますとゴールを目指します。
最大の難所「七曲り峠」
第3チェックポイント「日出」(86.7キロ地点)
後、13.9キロです。ここでも何人かと抜きつ抜かれつを繰り返します。この最終コースは、「別府湾岸地獄ロード」とも言われており、とてつもなく長く感じられます。
なかなか後5キロの看板が見えてきません。やっと見えてきた5キロ看板。ここから1キロごとに看板があるのですが、1キロがこんなに長かったのかと思わずには居られません。それと、別府市内に入ると、度々信号に引っ掛かります。交通ルールを守る、走らないのが100キロウォークの鉄則です。信号無視をするわけにはいきません。そして、残り1キロが見えると、俄然元気が出てきたので、最後の力を振り絞って歩きます。そして、3時32分4秒に別府的ヶ浜公園(100.6キロ)にゴールします。(区間時速6.23㎞/h)ゴールで写真を撮ってもらい、完歩証の授与です。一人ひとり完歩証は、実行委員会の人が読み上げた後、完歩バッジと一緒に手渡されます。ここで、完歩タイムが、15時間31分11秒(全区時速6.49㎞/h)いうことが確認できます。目標を30分近く縮めたタイムに心が躍りあがるような気分になります。
後5キロです
別府的ヶ浜公園(100.6キロ)にゴール
完歩証が授与されます
頂いた完歩証を手に
先にゴールされていた前田さんと迎えに来られていた奥様と再会します。前田さんから頂いたビールを一気に飲み、至福の喜びに包まれます。前田さんと、レースを振り返ったりとしばし歓談します。
至福の時です
そして、預けていた荷物を受け取り、近くの温泉で汗を流します。温泉から出て、ソニックの出発時間迄、ゴール風景を見学します。皆さん、完歩した喜びで素敵な表情でゴールされます。中には、号泣しながらゴールする人もいます。
7時22分のソニックに乗り、小倉で新幹線に乗り換え、お昼前には鹿児島中央駅に帰りつきます。結局、ご褒美としてビールは、車中も含めて5缶飲んでしまいました。
自宅に帰り、昼寝をした後、夕方には、毎日の日課のウォーキングをします。女房からは、100キロも歩いたのにまだ歩くのね、とあきれ返られます。アル中(歩く中毒)だから仕方がありません。来年の、佐世保島原105キロ、行橋別府100キロに向けて、更なる高みを目指して鍛錬し続けます。
by atenas2848 | 2013-10-14 12:54 | 行橋→別府100キロ | Comments(4)
わたしも なんとか今年はリタイアせず完歩できました。
↓の記事の中での[函館あかちょうちん]でのショット 隣で見ていました。 どこかの凄いウオーカーさんなんだろうなあ~?って思いましたが わたしは初めてお邪魔した居酒屋でしたので 入り口近くのカウンターで1人静かに飲んでいました。
まさか!atenas2848さんだったとは 思い切って話し掛けてればって今思いました。
完歩でおめでとうございます。
最後のビールを飲まれる写真は最高ですね。
私も中村さんに最後まで着いていきたかったですが
私の脚力と根性では無理でした。
今回は色々とお世話になり写真も掲載いただき
ありがとうございました。
またどこかの大会でお会いできる日を楽しみにしております。